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2025年に実施された「外国人労働者との協働経験と意識についてのアンケート」の調査結果をまとめたレポート。
193人(男性:87人 女性:106人)に対して下記の質問を行った。
Q1. あなたが外国人の同僚・上司・部下と一緒に働いた経験があるのは、どのような職場ですか?
a. 大手企業(外国人社員が比較的多い職場)
b. 中小企業・ベンチャー企業(外国人社員は少数だが在籍している職場)
c. 飲食・サービス業(外国人スタッフが接客や調理を担当する職場)
d. 工場・製造業(技能実習生や外国人労働者が多い職場)
e. その他(外国人労働者がいる職場で働いた経験がある)
Q2. 外国人と働く際に「意外と困った」と感じたことを1つ選んでください。
a. 同じ敬語表現でも「意味の重み」が違い、微妙なニュアンスが伝わらなかった(例:「考えておきます」が「前向きな意味」ではなく「ほぼ断り」と誤解される)
b. 指示の出し方を変えないと、伝わり方が違うと感じた(例:「なるべく早くやっておいて」が「今日中」ではなく「今すぐ」と受け取られる)
c. 日本特有の「察する文化」が機能しないため、意図しないミスが発生した(例:会議で発言が少ないのは「意見がない」のではなく、「考え中」だった)
d. 休憩時間や仕事終わりの飲み会・社内イベントへの参加の温度感が違った(例:外国人同僚は「業務時間外」と割り切るが、日本人社員は「付き合いも仕事の一部」と考える)
e. 労働環境や働き方に関する考え方が異なり、評価制度やキャリアの考え方が合わなかった(例:「年功序列より実力主義」の文化が強い国の人は、日本企業の評価体系に違和感を覚える)
Q3. 外国人の同僚・部下が活躍しやすい職場づくりのために、企業が取り組むべきだと思うことを1つ選んでください。
a. 日本語能力の基準を「完璧な敬語」ではなく、「実務で伝わるレベル」に設定する
b. 社内の報連相(報告・連絡・相談)のルールを明文化し、「察して」ではなく具体的に伝える文化を作る
c. 社内イベント・飲み会などの参加を強制しない仕組みをつくる(業務時間外の付き合いは自由参加)
d. 評価制度の透明性を高め、日本式の「曖昧な評価」ではなく、成果ベースの基準を導入する
e. 外国人社員の意見を取り入れた研修・マニュアル作成を行い、働きやすさを改善する
Q4. 外国人労働者との協働で「意外と良かった」と感じたことがあれば教えてください。